Tuesday　👀　脳😎の為に出来る　その107

2021/10/26 06:52

がまんの見返り

『マシュマロ？』
『我慢！』
『記憶も！？』
『イカが？？』
『人間は・・・』

マシュマロ・テスト？？

スタンフォード大の心理学者ミシェルさんの「マシュマロ・テスト」は、子供たちのディレイ・グラフィティケーション（Delayed Gratification）を調べる実験です。

ディレイ・グラフィティケーションとは、「満足を先延ばしできる能力」のことでザックリ自制心です。

この研究はより多くのマシュマロをもらうために、目の前にあるマシュマロを食べることを15分間我慢するように言われます。

半数の子供達はできました。

半数の子供たちは目の前のマシュマロを食べてしまいました。

実は、このテストはどうすれば子供たちが我慢できるのかを調べたのですが、世間を驚かせたのは、その後のフォローアップの調査でした！

この実験が行われた時に、子供達の平均年齢は4歳半でした。

16年後に、実験に参加した子供たちについて、親の評価を調査すると、我慢できた子供たちの能力は我慢できない子供たちより高いという結果になったのです。

さらに再調査でアメリカで行われている大学入試の時に必要な学力一般テスト、SATの点数を較べた結果、我慢できた子供たちのSATの点数は、我慢できなかった子供たちより高かったのです。

それから、約20年後に参加した子供たちが40歳になった時点で、脳の検査をしました。

我慢できた子供たちの脳では、計画、社会行動の調節に関係する前頭前皮質が、我慢できなかった子供たちより活発に働く事がわかりました。

反対に我慢できなかった子供たちは、快感や満足度などに関係する部位である腹側線条体の活動が我慢できた子供たちより活発でした。

より大きい収穫のために先に延ばすことができることと、学力、その他の能力の高さとの関係が明らかになったのです。

しかも、脳の動きまで影響しています、この実験では、ただの我慢ではなく、先を見据えて、今の行動を抑える能力を検討しました。

先を見据えて、前向きな判断をした上の我慢は賢い行動で、ご褒美を想像して、もらった時の大きな喜びを想像できる事が我慢のための大きな原動力です。

それを想像できない子供は誘惑に負けて、目の前のお菓子を食べてしまい、もっと大きい収穫を逃してしまうのです。

たとえば、「勉強は辛いけど、いつかは卒業して、好きな仕事ができる」と考えられる子供と、「つまらない勉強をやるのは嫌、遊ぶ」と今のことしか考えられない子供。

この違いで、大きく将来が左右され、自制力は欠かせません。

自制力とは自分の欲望と向き合える能力です。

望ましい行動と欲望を満たす行動と、人間は常に欲望と理性の間に彷徨います。

脳内では前頭前皮質と腹側線条体の戦いです。

この仕組みを理解すれば、自制力、我慢する力を鍛えることはできるかもしれません・・・

この実験をイカ向けにアレンジしたものが！！

イカたちが「あまり望ましくない獲物」に満足せず、好物の獲物を手に入れるために少し待つかどうかを調べるものです。

イカたちは優れた成績を残し、自制心と知能との間のこのような関係が、哺乳類以外で認められたことは初めてです。

実験ではイカは、2種類の異なる獲物のどちらかを選ばなければならなかった。
「キングエビの生の切り身」をすぐに食べるか、あるいは楽しみを先延ばしにして、より好物である「生きたグラスシュリンプ」を食べるか選べるようになっていました。

このテストでは、イカには両方の選択肢が見えています。

グラスシュリンプを手に入れる我慢ができなくなった場合は、いつでも待つのをやめて、キングエビを食べられるようになっていました。

結果はイカが、より好物の獲物をもらうために待つことができ、最大で50～130秒の遅れを我慢できたのです。

これはチンパンジーやカラス、オウムなど脳の大きな脊椎動物に匹敵する結果です。

今回研究では、イカに何らかの記憶があるかどうかに焦点が当てられました。

人間はこのような能力を4歳ごろに身に付けるが、このエピソード記憶は高齢になると衰えます。

これは、「意味記憶」とは対照的です。

人間の意味記憶とは、時間や場所といったことと関係しない一般的に学習した知識を思い出す能力です。

意味学習の能力は、年齢が上がってもそこまで変わらないことがわかっています。

人間の脳の海馬領域は、エピソード記憶において重要な役割を担っていますが、年齢とともに海馬領域の機能が低下することにより、人間のエピソード記憶も加齢とともに衰えます。

長い間、エピソード記憶は人間にしかないと考えて来られましたが、このように記憶を取り出すことは、「思い出す」という言語をもたない動物たちにおいて、そのような意識的な経験が存在するのか評価することは難しいことです。

これまでに複数の動物が「エピソード的記憶」の能力を示すことがわかっています。

例えば、鳥のカケスが自分が手に入れた餌をいつ、どこに蓄え、その餌が何であったかを記憶できることが判明しています。

エピソード的記憶を示す行動は、カササギや大型類人猿、大型のネズミ、ゼブラフィッシュでも確認されております。

エピソード的記憶がイカでも確認され、海馬をもたないが、特有の脳構造と組織をもっており、この「垂直葉」と呼ばれる海馬によく似た組織は学習と記憶の能力をつかさどることが判明しました。

さらに、能力は年齢とともに変化するのかをイカを対象にした意味記憶とエピソード記憶に関する一連のテストを作成、イカは寿命が約2年と比較的短いので、こうした研究の候補として最適でした。

24匹イカで半分は若く（10～12カ月）、半分は高齢である（22～24カ月、人間の90歳に相当すると考えられる）研究により、イカが視覚的な手がかり（白黒模様の旗）に反応するようにするトレーニングを実施した。

するとイカたちは、楽しみを先延ばしできる前回の研究と同様に、自分の好きな獲物を選ぶことができました。

その後4週間をかけて、2種類の獲物が旗を振って示される特定の場所において、エビの切り身は1時間遅れて、イカが好むグラスシュリンプは3時間遅れて与えられることを学習しイカが単にパターンを学習しているわけではないことを確実にするために、これら2カ所の餌を与える場所は毎日変えました。

驚いたことに、すべてのイカが、年齢に関係なくそれぞれの旗の場所でどちらの獲物が先に現れるかに気づくことができました。

さらに、その結果を利用して、その後の餌やりのたびに自分の好きな獲物がどこで見つかるのかを推測することもできた。

これは特定の出来事を思い出すことに関して、加齢に伴う衰えを示すように見えない動物がいることを示した初めての実験です、イカが老化で餌を食べなくなったあとも、死亡するほんの数日前まで垂直葉が衰えないからではないかという仮説が成り立ちます。

とはいえ、イカが加齢に伴う記憶力の低下と無縁であるわけではありません。

最後に、論文には、高齢のヨーロッパコウイカでは記憶保持の成績が悪かったこと（加齢に伴う長期記憶の低下を示す可能性がある）や、記憶の保存に関連する垂直葉以外の脳構造の退化を示す兆候が、これまでの研究で示されていると言及されておりました。

今後、エピソード的記憶の能力をいつ身に付けるのか突き止めたいと継続中の研究です。

4歳の子供にとって我慢はその後の運命を・・・

イカが教えてくれる日も近い

イカでも我慢して・・・🍄🍄🍄
キーワードは成功イメージ・・・💊💊💊
マシュマロテストは大人でも・・・🌈🌈🌈

脳トレ👀なぞかけQuiz😎

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1分以内に分かれば閃き✨スーパー脳デス！？
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答えは次回のコーナーで！！

前回の解答

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👀コメント参加ありがとうございした😎😎😎