ボケないための

認知機能改善のために日々思いついたことを語るブログです

脳😎の為にできることをピックアップ👀その91

意識でかわる・・・何が見える?


『生後6カ月・・・?』

『大人には見えない何かが!』

『赤ちゃんの脳には・・・』

『7カ月では??』

『マスキング!?ちょっと調べてみるよ!!』


マスキング現象

昨日、kamakura-kentaの詩の師匠から『意識』についてのご質問を頂き、脳科学分野でPubMedから文献を漁ったが、どうもピンと来ない・・・私が質問をいただいた際に、答えに近づくには意識が0の状態はどこまでかを知れば・・・つまり、無意識的過程の情報処理
から意識を差分することが・・・そんなに都合の良い研究は、まだ有りませんでしたが、ちょっと面白い研究がありました。


本研究では、ヒトの脳における視知覚機構は、網膜に飛び込んできた光をそのままストレートに認識しているわけではないことがわかります。


Perception of invisible masked objects in early infancy

Yusuke Nakashima, So Kanazawa, and Masami K. Yamaguchi


PNAS July 6, 2021 118 (27)

Recent studies in neuroscience suggest that visual perception is not processed by the purely feed-forward system but by the interaction of forward, horizontal, and feedback processing called recurrent loops. The present study examined the development of recurrent processing using visual backward masking, a perceptual phenomenon in which a visual stimulus is rendered invisible by a mask that follows the stimulus, possibly because of the disruption of recurrent processing. We showed that backward masking is ineffective for infants under 7 mo of age and that they can perceive masked objects that older infants cannot see because of masking. These results suggest that recurrent processing is immature in early infancy and that the mechanisms of visual perception drastically change around this age.


Abstract

Recurrent loops in the visual cortex play a critical role in visual perception, which is likely not mediated by purely feed-forward pathways. However, the development of recurrent loops is poorly understood. The role of recurrent processing has been studied using visual backward masking, a perceptual phenomenon in which a visual stimulus is rendered invisible by a following mask, possibly because of the disruption of recurrent processing. Anatomical studies have reported that recurrent pathways are immature in early infancy. This raises the possibility that younger infants process visual information mainly in a feed-forward manner, and thus, they might be able to perceive visual stimuli that adults cannot see because of backward masking. Here, we show that infants under 7 mo of age are immune to visual backward masking and that masked stimuli remain visible to younger infants while older infants cannot perceive them. These results suggest that recurrent processing is immature in infants under 7 mo and that they are able to perceive objects even without recurrent processing. Our findings indicate that the algorithm for visual perception drastically changes in the second half of the first year of life.



大人には見えない??

生後半年以下の乳児では、物体の知覚を阻害する「逆向マスキング」という知覚現象が生じず、その結果、大人や高月齢の乳児が見ることができない物体を低月齢の乳児が知覚できることを明らかにしました。


ヒトは、一瞬だけ物体が提示されたとしても、それが何なのか認識することが可能ですが、物体が提示された直後、同じ位置に他のものが提示されると、最初に提示された物体が見えなくなり、その存在に気付くことができなくなってしまいます。
これは「逆向マスキング」と呼ばれる知覚現象で、実験心理学の分野で用いられています。


この現象は、後に提示される物体が最初の物体に覆いかぶさっていない状態、例えば枠や四隅の点だけであっても生じることが知られ、なぜこのような現象が起こるのかについてはいくつかの説があるが、そのうちの1つが「フィードバック処理の妨害」仮説と言われています。


ヒトが物体を見たとき、眼から脳の視覚領域に送られた信号は、より複雑な処理を行う高次の脳領域へ向けて順序立てて、ボトムアップに処理されていきますが、高次から低次方向の「フィードバック処理」と呼ばれるトップダウンの処理経路も存在し、物体認識はこれらボトムアップとトップダウン処理の相互作用によって成立しています。
逆向マスキング現象は、このフィードバック処理が妨害されることにより生じているのではないかと考えられています。


視知覚において、このフィードバック処理こそが重要な役割を果たしていることが明らかになってきていますが、その発達過程についてはほとんどわかっていません、そこで今回、フィードバック処理の発達過程を調べるために、生後1歳未満の乳児を対象に逆向マスキング現象の検討を実施することにしました。


実験では、生後3か月から8か月の乳児を対象に、「選好注視法」を用いて、短時間提示される顔に対して逆向マスキングが生じるかどうかが調べられました。


具体的には、2種類の画像を提示することで、どちらをより長く注視するかを測定することによって、その違いを認識できているかどうかを確認するというものとなります。


実験は、乳児に対し、マスキングあり・なしの2種類の顔画像を用いた短時間提示が繰り返し行われ、その度に乳児が画面を注視した時間が測定され、マスキング条件は、顔と一緒に周囲に4つの点が提示され、顔が消えた後に4つの点が残るというものとなっています。


実験の結果、生後7~8か月児では、4点が残った場合の方が注視時間が短くなり、逆向マスキングで顔が見えなくなっていることが確認されたが、生後3~6か月児では、どちらの条件でも注視時間に差がなく、逆向マスキングが生じていない可能性が示されました。


この結果を踏まえ、6か月以下の乳児において逆向マスキングが生じていないことをより厳密に確かめるために、顔を提示しないで4点だけを提示する条件と、顔の後に4点を残すマスキング条件で比較を実施。


その結果、7~8か月児では両条件で注視時間に差がなかったが、3~6か月児ではマスキング条件の方が注視時間が長くなることが確認されました。


これらの結果は、6か月以下の低月齢児では逆向マスキングが生じておらず、7か月以上の高月齢児が知覚できない物体を低月齢児が知覚できていることを示すものです。


今回の結果は、生後半年ころを境に、ボトムアップのみの処理からフィードバックを組み込んだ処理へと、視知覚のメカニズムが変化することを示すもので、こうしたフィードバック処理の発達によって、ほかの重要な視覚機能が獲得されていることが考えられます。


つまり、生後半年頃を境に、ボトムアップの処理からフィードバックを組み込んだ処理へと、視覚処理のメカニズムが大きく変化しヒトが外界を安定的に知覚できるようになるための背景メカニズムの解明につながることが期待されます。


この研究成果は視覚機能に期待されるだけでなく、脳機能に・・・🍄🍄🍄
解明するには最先端の心理学・脳神経学・哲学・宗教学・・・ポンコツ頭では・・・将来、意識の始まりが分かれば、師匠がお元気なうちに・・・💊💊💊
赤ちゃんは本当の世界が・・・🌈🌈🌈


今日の『村トリビア』は擬態です・・・😎😎😎


村トリビア

いとちゃんサン引用させて頂き、ありがとうございます。😎😎😎


擬態といえば、カメレオンが有名ですが・・・ちょっとヒラメを見に行ってみてください。
わたしは、最初に竿の写真??・・・あっいた!となり、思わずコメントしておりました。


今日は一日中、雨なので、ソファーに擬態・・・



すごい生き物の「擬態」

【ゆっくり解説】すごい擬態能力を持った生き物10選【まさかのラスト】



脳に良いQuiz👀


ダ ビ 🔲 ジ フ ベ ホ


7が・・・ポイントです。


1分以内に正解できれば閃き✨スーパー脳デス!?
先ずはノーヒントで!!


(ヒント1:ダ ビ 🔲 フ ベ には最後に10が付きます。)
(ヒント2:🔲は頭文字です。)
(ヒント3:🔲はラベルでもお馴染みです。)
(ヒント4:🔲は右手に鯛があります。)
(ヒント5:🔲は商売繫盛です。)




答えは 次回のコーナーで
昨日の答えはコメント欄で


ことりさん🐤🐤🐤
パーキンソン病との付き合いさん🌈🌈🌈
とまとんぐさん🍅🍅🍅


に解説していただいております


最後に脳を鍛えるなぞかけを一発!

『師匠の難問、意識』とかけまして、『5円を投げた』

とときます。

その心は、


『どちらも、サイセンタンナンジャネ~!!』

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