脳😎の為にできることをピックアップ👀その90

2021/06/30 07:55

脳と甲状腺？？

『東上線・・・？』

『ホルモンが！』

『不足が脳に・・・』

『脳にも健康にも？？』

『甲状腺ホルモン！？ちょっと調べてみるよ！！』

甲状腺ホルモンが脳に

甲状腺ホルモンには、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。

つまり、活動するために必要なエネルギーを作り、快適な生活を送るためになくてはならないホルモンです。

甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても体調が悪くなってしまいます。

そんな甲状腺ホルモンが脳の発達にどのような変化をもたらすかを調べた研究が報告されました。
マウスを用いて「先天性甲状腺機能低下症」を実験的に再現した結果、自閉症や統合失調症の発症に関与するとされるいくつかの分子に変化が見られ、大脳皮質が全般的に層形成が貧しくなることを見出したとの研究です。

Thyroid hormone insufficiency alters the expression of psychiatric disorder-related molecules in the hypothyroid mouse brain during the early postnatal period
Katsuya Uchida, Kentaro Hasuoka, Toshimitsu Fuse, Kenichi Kobayashi, Takahiro Moriya, Mao Suzuki, Norihiro Katayama & Keiichi Itoi
Scientific Reports volume 11, Article number: 6723 (2021) Cite this article

Abstract
The functional role of thyroid hormone (TH) in the cortex and hippocampus of mouse during neuronal development was investigated in this study. TH insufficiency showed a decrease in the expression of parvalbumin (PV) in the cortex and hippocampus of pups at postnatal day (PD) 14, while treatment with thyroxine from PD 0 to PD 14 ameliorated the PV loss. On the other hand, treatment with antithyroid agents in adulthood did not result in a decrease in the expression of PV in these areas.
These results indicate the existence of a critical period of TH action during the early postnatal period. A decrease in MeCP2-positive neuronal nuclei was also observed in the cortical layers II–IV of the cerebral cortex. The brains were then stained with CUX1, a marker for cortical layers II–IV. In comparison with normal mice, CUX1 signals were decreased in the somatosensory cortex of the hypothyroid mice, and the total thickness of cortical layers II–IV of the mice was lower than that of normal mice. These results suggest that TH insufficiency during the perinatal period strongly and broadly affects neuronal development.

この報告では、生まれながらにして甲状腺ホルモンを合成する力が弱いと、先天性甲状腺機能低下症となり、脳や身体の発達が極度に遅れてしまうことが知られているが、現在では、治療法が確立されて薬によるコントロールが可能となっている。
しかし、甲状腺ホルモン不足によって生じる知能障害のメカニズムについては、まだ十分に解明されていないという。

そこで今回、甲状腺ホルモン不足が脳の発達にどのような変化をもたらすかを調べるために、マウスを用いて先天性甲状腺機能低下症を実験的に再現することにした。
その結果、自閉症や統合失調症患者の死後脳で観察される「パルブアルブミンニューロン」の減少が、実験を行ったマウスの脳にも生じていることが判明しました。

パルブアルブミン(PV)とは、カルシウムを結合する低分子のアルブミンの総称で、脳内では一部の抑制性神経細胞内に存在し、その神経細胞がPVニューロンと呼ばれ、興奮性神経細胞の活動を調節する役割を担っています。

このPVニューロンの機能が変化すると、神経活動の律動的な動機に異常が生じることがわかっています。

また実験を行ったマウスの脳では、「レット症候群」(乳幼児期に症状が現れる神経発達障害で、ほとんどが女児に起こる)の責任分子である「MeCP2」や、神経細胞の突起などの形態を制御する転写因子「CUX1」の転写物が大脳皮質で減少していることも明らかとなりました。

変化が観察されたパルブアルブミン、MeCP2、CUX1はいずれも正常な脳機能維持には重要な分子であることから、先天性甲状腺機能低下症にみられる知能障害は、複数の分子の機能不全によって生じる可能性が示唆されました。

今後、甲状腺機能低下症モデルマウスとほかの自閉症や統合失調症モデルマウスにおける共通・特長的な分子変化を探ることで、精神疾患発現の分子基盤解明に近づける可能性があり、さらなる研究の発展が期待されます。

この研究成果はメンタルヘルスに期待されるだけでなく、脳機能に・・・🍄🍄🍄
将来、遺伝子治療が進めば・・・💊💊💊
東北大から世界が驚く報告・・・🌈🌈🌈

今日の『村トリビア』は右脳左脳です・・・😎😎😎

村トリビア

昨日のブログをアップした直後にコメントが入り、今日のクイズ簡単だったかな・・・kamakura-kentaの詩の師匠からのご質問で慌てて即答してしまいましたが・・・ちょっと不安になり、改めてコーナーのテーマにさせていただきます。

師匠のQ『・・・・考えることは前頭葉の前頭連合野で起きているとネットに書いてありましたが前頭連合野はおでこのあたりの右脳と左脳の境目にあります。考えるということは普段は左脳で考えているのですか？？・・・』

ボケないぜ即A『・・・考えることの内容でザックリ別れます　右：芸術、音楽、閃き
左：言葉、数字、理論的な思考　　脳は左右で役割分担していますが、左右バラバラに働くわけではないところも面白いですね😎😎😎』

ボケないぜファイナルA『おっしゃる通り、大脳は部分によって役割が異なります。
・前頭葉は物事を考える、計画する、判断する、創造する、注意する、行動を抑制する、感情をコントロールする、コミュニケーションを図る
・側頭葉は聞いて言葉を理解する、視覚から得た情報を認識する
・頭頂葉は知覚を感じる、運動する、読む、書く、話す、計算する
・後頭葉は見たものから得た情報を認識する

考える内容が例えば、
「山を歩きで突然、動物が走っている音が・・・実際には動物は見えなくても、近づいていることを察知し・・・。」
つまり、使われているのは一部分ではなく、全体的なネットワークです。

確かに脳は、右脳と左脳に分かれています。
右脳は左半身につながっており、左脳は右半身とつながっています。
私は、右の脳梗塞で、脳の障害の部位と反対側の左手足に麻痺があります。

右脳は感覚的な能力、音楽、芸術、図形などを認識する能力、創造性に主に関与し、左脳は言葉の理解、時間の管理、計算など論理的な能力に関係しますが、最終的には脳梁で左右の情報を共有しています。

困難なことがありても
右へ左へと進んでいきけりて
何事も動じぬなり

雑草のように生きている人は
たくましきけり
雑草のように生きていく人は
たのもしきけり

どのような考えも
左右の協力によりて
解決すると見たりけり　

お粗末・・・』

私は詩心が今一つなので、毎朝の日課として、人生、自然、社会をテーマとした詩のブログでヒントを頂き勉強中ですが、特に師匠の「雑草のごとき生きる」は私には持ち合わせない感性なので、勝手に弟子入りさせていただいておりました。

引用させて頂き、ありがとうございます。