脳😎の為にできることをピックアップ👀その62
認知機能と漢方薬
『安全に・・・?』
『エビデンスあるの?!』
『歴史・・・』
『効果は??治療は!』
『漢方薬!?ちょっと調べてみるよ!!』
認知症の漢方薬とは?
例えば認知症には「中核症状」といわれる記憶障害や判断力の障害のような症状のほかに、周囲の人との関わりの中で問題となる「周辺症状(BPSD:Behavioral and psychological symptoms of dementia)」があります。
BPSDには、幻覚、妄想、暴力、徘徊などがありますが、こうした言動や行動につき合うのはとても大変なことで、周りの人が疲れ果ててしまうことも少なくありません。
そんなBPSDを改善する漢方薬に
「抑肝散加陳皮半夏」
があります。
神経の興奮状態を鎮めてイライラや不安を改善し、穏やかな生活をとりもどす手助けをしてくれます。
漢方治療の利点は安全
漢方薬には厄介な錐体外路症状や抗コリン作用の副作用がほとんどみられません。
逆にアセチルコリン賦活作用を有するものがあります。
それから ADL や認知機能を低下させずむしろ改善効果がみられるものもあります。
漢方薬によっては併用薬剤数を減らせること,また身体疾患の治療に用いる漢方薬で認知機能に対する効果が期待できることなども利点として挙げられます。
そして釣藤散,黄連解毒湯,当帰芍薬散でみられるような脳神経保護作用です。
抑肝散や釣藤散に共通する構成生薬である釣藤鈎には アミロイドβの凝集抑制作用が認められます。
抑肝散加陳皮半夏の効果
「抑肝散加陳皮半夏」は「抑肝散(ヨクカンサン)」に「陳皮(チンピ)と「半夏(ハンゲ)」という生薬を加えた漢方薬です。
「抑肝散」はBPSDを改善し、穏やかな生活をとりもどす手助けをしてくれます。
また、「陳皮」と「半夏」を加えることで消化器症状への配慮もされております。
ちなみに、抑肝散加陳皮半夏は日本独自の漢方で消化器症状が低下した高齢者の方にはより適した漢方薬であると考えられています。
抑肝散加陳皮半夏の適するタイプ
・イライラ、怒りっぽい、神経質
・眠れない、ふらつき
・悪心・嘔吐
・胸脇苦満(胸から脇にかけて重苦しい状態)
・胃部膨満感、食欲不振
・腹軟弱、左臍傍に動悸
・手足のふるえ、しびれ感
黄連解毒湯
この薬は高血圧や皮膚掻痒症,胃炎,不眠症などさまざまな症状や病態に適応があります。
さらに基礎研究では,脳血流改善作用が報告されています。
この報告は20 年以上も前のデータですが,血管障害 148 例を対象とした試験があり,不穏,興奮,抑うつ,不安,焦燥,ADL,認知機能に対して黄連解毒湯の方が有効だったことが報告されています。
八味地黄丸
認知機能改善効果が報告されている漢方薬として八味地黄丸があります。
八味地黄丸はもともと漢方の抗老化薬という位置づけですが,アルツハイマー型や混合型を対象としたプラセボ対照比較試験で,八味地黄丸服用群は MMSE の得点が改善したことが報告されています。
八味地黄丸にはコリンアセチルトランスフェラーゼの活性作用が考えられており,アセチルコリン伝達系の賦活作用が認知機能効果をもたらすと考えられます。
帰脾湯
帰脾湯も認知機能に対する効果が報告されています。
帰脾湯は貧血に対する薬ですが,3 ヵ月のRCT で MMSE の得点を調べたところ,無治療群
や牛車腎気丸群と比較して帰脾湯群だけ MMSE の得点の改善を認めました。
帰脾湯の構成生薬の一つである遠志にアセチルコリン伝達系賦活作用が認められており,その効果が考えられます。
遠志は加味帰脾湯や人参養栄湯にも含まれるので,これらの薬も認知症の認知機能障害に対して効果がある可能性が考えられます。
人参養栄湯は、これまでのような認知機能という一つの症状に着目した治療ではなく、例えば食事が摂れるようになって、活動性が出てきて、生活のリズムが整い、良い睡眠がとれるようになると認知症の全般症状が改善できる可能性を示しています。
人参養栄湯には12種類の生薬が含まれており、それぞれが持つ多様な効果が科学的に証明されつつあります。
古くから使用されていた漢方薬の効果が、現代の医学の発達によって解き明かされ、認知症という現代病とも言える疾患の治療に応用されています。
西洋医学とは異なり,漢方の場合は体内の免疫力や治癒力を高めるというアプローチです。食欲低下や倦怠感など、ちょっとした体調の変化や薬の影響で食欲が落ち,その後急速に寝たきりになることも珍しくありません。
体力低下には漢方特有の利点があり、比較的安全に・・・🍄🍄🍄
👀期待される新薬が出てくるまでの間の選択肢として・・・💊💊💊
漢方でも認知機能の低下を遅らせることはできます!🌈🌈🌈
脳に良い漢字
雷
海 〇 獣
居
〇+9=🔲 漢字1文字(ヒント:ホロッホー)
答えは 次回のコーナーで
昨日の答えはコメント欄で
パーキンソン病との付き合いさん
とまとんぐさん🍅🍅🍅
ことりさん🐤🐤🐤
に解説していただいております
最後に脳を鍛えるなぞかけを一発!
・脳の為に出来ること
『漢方薬』とかけまして、『一円玉』
とときます。
その心は、
『どちらも、小さな効果(硬貨)がバカになりません・・・』
整っていましたら ポチット🦴😂😂😂